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2013. 01. 28  
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 勝利至上主義は暴力をもたらし、学力テスト至上主義は子どもの個性を破壊する恐れがあると思っています。勝てば官軍、勝つためには少々の暴力も可としてきた日本の部活動。尊い命を代償に今はその伝統的風潮の変更が進められようとしています。この際、学校における部活動のあり方を根本的に見直す必要があると思います。

 学力問題の方は、ますます学力テスト至上主義に向かいかけています。ある校長と話していましたら、大阪でも、学力テストの点数に応じた予算配分がなされる方向のようです。市長の大好きな暴走老人の所では実施され、様々な問題を引き起こしているのです。学力は、親の経済状況で今は大きく差がついてきています。地域の状況でずいぶん違います。厳しいところは、さらに厳しくなり学校が立ちゆかなくなってきます。格差を拡大するだけです。

 学力問題を指摘するのなら如何にしたら学力が向上するか、指導法の研究等をしっかり保障することです。府の教育委員長の蔭山氏はもう何十年も前に、岸本裕史氏が提唱した「百マス」計算なるものをあたかも氏の発案かのごとくマスコミに乗せ、脚光を浴び現在の地位にありますが、かって私も百マス計算をやらせたこともありますが、さほど効果はありませんし、時間の浪費が大きくて止めたことがあります。「百マス」計算の弊害は、向山洋一氏の「向山型算数教え方教室1月号臨時増刊「徹底検証“百マス計算”はできない子を救えるか」に詳しいので、やっている先生、やろうと思っている先生、是非参考にしていただきたいと思います。

 学力をあげるためには、少人数指導、教師の力量向上が必要です。今、ほとんどの学校は到達度別編成の少人数学習を再任用教師等の力を借りて実施しているところが多いと思います。教育の成果は今日やったから、すぐに明日結果が出るものではありません。他の教科にしても、少人数指導を可能にする学級定数の削減にも努力すべきです。学テの点の低さ=教師の怠慢と決めつけるのでなく、指導の実が上がる体制を組む教育改革が必要です。

 そして、教師の指導力向上の近道は、研究していこう制度の復活です。私の若い頃には、文部省指定、府教委指定、市教委指定等の研究指定校制度が普通にありましたが、いつの間にかなくなっています。研究していこうになりますと教師は必死で勉強し、実践せざるを得なくなります。教育委員会の指導支援と財政的支援が必要なのですが、費用節減のためかなくなってきたのは残念です。研究指定校制度の復活を強く望みます。私は現役の頃二度、4年間の指定校研究で自分の力をつけることができたと思っています。 

 大阪では、学力テストの結果を学校別に公表すると橋下流の真似しの市長が話題になりましたが、そうして何のメリットがあるのでしょう。話題づくり、目立ちたがりに過ぎないと思います。幸い、文部科学省、市教委は認めない方向らしいのでよかったです。首長が、教育にどんどん首をつっこみ政治に左右される教育の復活が心配です。


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プロフィール

よたろう

Author:よたろう
経歴:
元自動車セールスマン、
元 教師、
元 教育委員会指導主事、
元 校長、
現在:フリーター
子 2人 ,2人とも結婚  
孫 4人
 経歴だけ見たら、すごく真面目で、堅物のようですが、いたって普通のジジです。ボケ防止のためにもブログを開設しました。多くの方々と交流できたらと思っています。
子育て、教育、政治、よもやま話しませんか。

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